一口に家族療法とはいっても、たくさんの治療理論が存在します。
しかし、家族療法と呼ばれる理論には、いくつかの共通の理論を採用しています。
これらの基本概念が与えた、個人療法との相違点とは、
○ 個人(個体)のみを観察する視点から、2者以上の関係性を
観察する視点への返還
○ 現実に起こっていることは、2者以上の相互作用に寄って
構築されたものであるという視点
○ 様々な症状も、その特定の関係性の中で起こっている一部である
などです。
『夫婦・家族療法 = MFT』と呼べるのは、これらの基礎理論を採用している
ものだけです。