最近、公共(この言葉が死語になりつつあるが)の場所で、大声で泣く子供が結構いる。歩道でも駅でもスーパーでも電車の中でもレストランでも、そこまで大声を上げなくても・・・と思うほどだ。振り返ると、なんだ、親はそばにいるんじゃない。で、その親の皆様、保護者の皆様は、どうするのかなと見ていると、何もしない。
語弊が無いように言っておきますが、一応あやしてはいます。『泣きやむように努力』はしていますしご機嫌もとっています。
でもね、子供が泣くときは、子供の言葉で『何かを語っている』のですから、『泣き止ませる』とか、『おりこうさん』などと言ってなだめるのでは、子供の語りを聞いていることにはなりません。
はっきり言って、子供は泣き出す前に自分の要求を出しています。子供の話は、泣き出す前の、この要求を突きつけている時に真剣に聞かないと、子供は納得しません。でも、この要求の段階の子供の話を、”真剣に” 聞いている親御さんって、ほとんど見かけません。流しています。ご自身も忙しいんでしょうね、何かに。
子供の場合、泣き出してから聞いたんでは遅いんです。手遅れです。もう、モンスター化しちゃったら、脳が興奮していますから、目の前を暗くして沈静化を狙うしかありません。
お願い、私の話を聞いて!というサインを見逃さないための、子供との上手なコミュニケーションは、大人同士のコミュニケーションとは異なるんですね。
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